仮想通貨でステーキングってよく聞くけど、一体何なの?
仮想通貨で効率よく稼ぐ方法って何かないの?
仮想通貨のメリットとして、様々な稼ぎ方があります。
今回は、ステーキングと呼ばれる稼ぎ方について、説明していきます。
仮想通貨は、株式やFXと違って様々な稼ぎ方があり、中にはゲームをしながら稼ぐことができるものまであります。
そのため、うまくそれらのサービスを利用すれば効率よく稼ぐことができます。
そこで今回は、仮想通貨の稼ぎ方の1つである「ステーキング」について、解説していきたいと思います。
ぜひ、最後までご覧いただき、これからの仮想通貨の資金アップに活用してみてください。
- ステーキングとは?
- ステーキングの仕組み
- ステーキングのメリット 4選
- ステーキングのデメリット 3選
- ステーキングのおすすめ銘柄 5選
- ステーキングにおすすめ取引所 3選
ステーキングとは?
ステーキングとは?
ステーキングは、仮想通貨を持っているだけで報酬を得るために適用されます。
詳しい仕組みは後述しますが、仮想通貨を保有することで、そのネットワークの維持に貢献し、その見返りとして報酬が得られます。
個人でもできますが、仮想通貨取引所を利用することはできません。
ステーキングの仕組み
ステーキングとは、仮想通貨を預けて報酬を得る仕組みです。
ブロックチェーンの取引を承認するために「コンセンサスアルゴリズム」という仕組みが使われ、代表的なものにPoS(プルーフ・オブ・ステーク)*1とDPoS(デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク)*3があります。
PoSでは、仮想通貨を多く持っている人や長期間保有している人が、取引の承認を行う「バリデーター」となり、報酬を受け取ります。
また、自分でバリデーターになることもできますが、複数の人から仮想通貨を集めて代わりに運用する「ステーキングプール」というサービスもあります。
DPoSでは、仮想通貨の保有者が投票で「デリゲート」を選び、そのデリゲートが取引の承認を行い、報酬がデリゲートと投票者に分配されます。
ただし、特に海外の取引所では、コンセンサスアルゴリズムに関係なく仮想通貨を預けて報酬を得る仕組みを「ステーキング」と呼ぶことがあるので注意が必要です。
- PoS(プルーフ・オブ・ステーク)
PoS(プルーフ・オブ・ステーク)とは、仮想通貨の保有量に応じてブロックの生成や承認作業を行う権利が与えられる仕組みです。
保有量が多いほど、その権利を得やすくなります。
これは電力を大量に消費するPoW(プルーフ・オブ・ワーク)*2に対する代替案として提案されました。
PoSの利点は、エネルギー効率が高く、ネットワークのセキュリティを維持しながら環境への負荷を軽減できることです。
- PoW(プルーフ・オブ・ワーク)
PoW(プルーフ・オブ・ワーク)は、仮想通貨ネットワークの取引を承認し、ブロックチェーンのセキュリティを保つための仕組みで、参加者(マイナー)が複雑な計算問題を解くことで新しい取引ブロックを作成し報酬を得ます。
この仕組みはセキュリティと分散性を高めますが、エネルギー消費が多い点が課題です 。
- DPoS(デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク)
DPoS(デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク)は、PoSの発展形で、仮想通貨の保有者が代表者(デリゲート)を選び、そのデリゲートがブロックの生成や承認を行います。
デリゲートは選挙で選ばれ、選ばれたデリゲートが得た報酬は投票者にも分配されます。
これにより、ネットワークの分散性と効率性が向上し、参加者全員に公平な機会が与えられます。
ステーキングのメリット 4選
- 申し込みや契約が不要
- 初心者でも始めやすい
- 報酬の利率が高い
- 数量や保有期間の制限がない
①申し込みや契約が不要
レンディングの場合、仮想通貨取引所でサービスを利用する際に申し込みが必要で、取引口座とは別に消費貸借契約を結ばなければなりません。
しかし、ステーキングでは特別な契約が不要です。
特にロックを必要としないステーキングでは、ただ仮想通貨を保有しているだけでサービスを受けられます。
報酬も自動的に分配されるので、手続きは不要です。
②初心者でも始めやすい
ステーキングを始めるための費用は高くありません。
最低約10円からでも申し込むことができます。
また、ビットコインのマイニングのような大きな機械は不要で、スマホがあればすぐに始められます。
③報酬の利率が高い
現在、銀行預金の利率は0.3%以下ですが、暗号資産のステーキングでは1%~18%の年率で運用が可能です。
これにより、銀行預金よりも高いリターンが期待できます。
④数量や保有期間の制限がない
レンディングでは、仮想通貨取引所などの借り手が無制限に借りたいわけではないため、貸付の募集数量に上限があります。
しかし、ステーキングには数量の上限がありません。
ステーキングでは、仮想通貨を多く、長く保有するほどリターンが増える仕組みになっています。
ステーキングのデメリット 3選
- 対象となる仮想通貨が限られている
- ステーキング中は暗号資産で売買や送金ができない
- 暗号資産の価格が下落する可能性がある
①対象となる仮想通貨が限られている
ステーキングの報酬がもらえるのは、PoSやDPoSなどのアルゴリズムを採用している仮想通貨だけです。
そのため、対象となる仮想通貨の種類は多くありません。
特に、日本の仮想通貨取引所では、取り扱っている仮想通貨の種類が少ないため、ステーキングサービスを提供していない場合が多いです。
②ステーキング中は暗号資産で売買や送金ができない
ステーキング中は仮想通貨がブロックチェーンにロックされるため、送金や売買ができなくなります。
例えば、コイントレードのステーキングプランでは、30日や90日のプランがあり、この期間中は仮想通貨がロックされます。
IOSTの場合、30日プランでは35日間ロックされることになります。
通貨によってロック期間が異なり、ステーキング終了から解除までに1ヶ月程度かかることもあります。
③暗号資産の価格が下落する可能性がある
ステーキング中は価格変動のリスクがあります。
仮想通貨の価格が下がった場合、ロックされているため売ることができず、資産が減る可能性があります。
逆に価格が上がったときに売りたいと思っても、ステーキング中は売却できないため、利益を逃すこともあります。
ステーキングは保有通貨を増やす方法ですが、柔軟に動かせないことを理解しておく必要があります。
ステーキングのおすすめ銘柄 5選
1位 イーサリアム(Ethereum, ETH)
銘柄名 | イーサリアム |
シンボル | ETH |
現在の価格 (2024年6月現在) | ¥529,647.34 |
時価総額 (2024年6月現在) | ¥63,564,088,975,831 |
時価総額ランキング (2024年6月現在) | 2位 |
イーサリアム(Ethereum, ETH)は、スマートコントラクト機能を持つプラットフォームで、DeFiやNFTなど多くのプロジェクトで利用されています。
今後の動向としては、イーサリアム2.0の完全実装により、ネットワークのスケーラビリティとセキュリティが向上し、ステーキングの需要がさらに高まることが予想されます。
おすすめポイント:
ステーキング年率が高く、信頼性のあるプラットフォームで広く利用されています。
2位 カルダノ(Cardano, ADA)
銘柄名 | Cardano |
シンボル | ADA |
現在の価格 (2024年6月現在) | ¥87.16 |
時価総額 (2024年6月現在) | ¥3,103,400,305,306 |
時価総額ランキング (2024年6月現在) | 10位 |
カルダノ(Cardano, ADA)は、学術研究に基づいた開発が進められており、持続可能性とスケーラビリティに優れたプラットフォームです。
今後の動向としては、スマートコントラクト機能の拡張と新しいパートナーシップにより、エコシステムの拡大が期待されています。
おすすめポイント:
ステーキングの利率が高く、安定した報酬を得ることができます。
3位 ポルカドット(Polkadot, DOT)
銘柄名 | ポルカドット/Polkadot |
シンボル | DOT |
現在の価格 (2024年6月現在) | ¥1,265.69 |
時価総額 (2024年6月現在) | ¥1,813,320,100,263 |
時価総額ランキング (2024年6月現在) | 14位 |
ポルカドット(Polkadot, DOT)は、異なるブロックチェーン間の相互運用性を実現するプラットフォームで、多くのプロジェクトが参加しています。
今後の動向としては、新しいパラチェーンの追加とエコシステムの拡大により、ネットワークの価値がさらに高まることが期待されています。
おすすめポイント:
ステーキング報酬が高く、ネットワークの成長に伴い報酬も増える可能性があります。
4位 ソラナ(Solana, SOL)
銘柄名 | ソラナ / Solana |
シンボル | SOL |
現在の価格 (2024年6月現在) | ¥24,913 |
時価総額 (2023年12月下旬) | 約337億ドル(約5.7兆円) |
時価総額ランキング (2023年12月下旬) | 5位 |
ソラナ(Solana, SOL)は、高速なトランザクション処理と低コストが特徴のプラットフォームで、DeFiやNFTの分野で急速に成長しています。
今後の動向としては、エコシステムのさらなる拡大と新しいプロジェクトの導入により、成長が見込まれます。
おすすめポイント:
高いトランザクション速度とスケーラビリティが魅力で、ステーキング報酬も高いです。
5位 テゾス(Tezos, XTZ)
銘柄名 | テゾス / Tezos |
シンボル | XTZ |
現在の価格 (2024年6月現在) | ¥187.99 |
時価総額 (2023年12月下旬) | ¥183,772,291,189 |
時価総額ランキング (2023年12月下旬) | 52位 |
テゾス(Tezos, XTZ)は、自己修正プロトコルを持ち、ハードフォークなしでアップグレードが可能なプラットフォームです。
今後の動向としては、新しいアップグレードとプロジェクトの導入により、ネットワークの価値が向上すると期待されています 。
おすすめポイント:
安定したステーキング報酬と持続可能なネットワーク設計が魅力です。
ステーキングにおすすめ取引所 3選
- SBI VCトレード
- コインチェック(Coincheck)
- ビットバンク(bitbank)
① SBI VCトレード
サービス | SBI VCトレード |
---|---|
会社名 | SBI VCトレード株式会社 |
設立 | 2017年5月26日 |
取引形式 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所) |
取扱銘柄数 | 23種類(2024年5月16日時点) |
最小取引数量 (ビットコインの場合) | 現物取引(販売所):0.0001BTC 現物取引(取引所):0.000001TC レバレッジ取引(販売所):0.001BTC |
レバレッジ取引の最大倍率 | 2倍 |
その他のサービス | 貸コイン 積立 ステーキング SBI Web3ウォレット |
SBI VCトレードは、SBIグループが運営する信頼性の高い取引所で、広範な仮想通貨の取扱いとステーキングサービスを提供しています。
SBIグループの強力なバックボーンにより、金融サービス全般でのサポートが受けられることが特徴です。
- セキュリティの高さ:
大手金融グループの運営により、安心して取引ができます。 - 多様な仮想通貨の取扱い:
メジャーな仮想通貨を幅広く取り扱っています。 - 魅力的なステーキング報酬:
高いステーキング利率で、安定した報酬を得ることができます。
② コインチェック(Coincheck)
サービス | コインチェック(Coincheck) |
---|---|
会社名 | コインチェック株式会社 |
設立 | 2014年8月 |
取引形式 | 現物取引(販売所・取引所) |
取扱銘柄数 | 29種類(2024年5月時点) |
最小取引数量 (ビットコインの場合) | 現物取引(販売所):500円相当額 現物取引(取引所):0.005BTC以上かつ500円(相当額)以上 |
レバレッジ取引 | なし |
その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス Coincheckアンケート Coincheck貸暗号資産サービス ステーキングサービス(β版)(一時停止中) OTC取引サービス(一時停止中) |
コインチェック(Coincheck)は、日本国内での取引量が多く、使いやすいインターフェースが特徴の取引所です。
仮想通貨の保有量に応じた保険サービスがあり、セキュリティ面での安心感が強いです。
- ユーザーフレンドリーなインターフェース:
初心者でも使いやすいアプリとウェブサイト。 - 多様な仮想通貨の取扱い:
イーサリアムやカルダノを含む主要な仮想通貨の取引が可能。 - 強力なセキュリティ対策:
顧客資産のコールドウォレット保管と多層防御システム。
③ ビットバンク(bitbank)
サービス | ビットバンク(bitbank) |
---|---|
会社名 | ビットバンク株式会社 |
設立 | 2017年3月 |
取引形式 | 現物取引(販売所・取引所) |
取扱銘柄数 | 37種類(2023年12月時点) |
最小取引数量 (ビットコインの場合) | 現物取引(販売所):0.00000001 BTC 現物取引(取引所):0.0001 BTC |
レバレッジ取引 | なし |
その他のサービス | 暗号資産を貸して増やす(レンディングサービス) |
ビットバンク(bitbank)は、低コストの取引手数料と豊富なステーキングオプションが魅力の取引所です。
ステーキングにおける利回りが非常に高く設定されていることが多く、資産運用効率が高い点が特徴です。
- 低手数料:
他の取引所と比較して、取引手数料が非常に低い。 - ステーキングの多様性:
多数の仮想通貨に対するステーキングが可能。 - 高度なセキュリティ:
マルチシグネチャ対応のウォレットと分散型データ管理。
まとめ
ここまで仮想通貨におけるステーキングの仕組みとメリット/デメリットについてお伝えしてきました。
仮想通貨を保有するだけで利益が発生するため、初心者でも簡単に始めることができます。
ただし、本記事でも述べたように、必ずしも価格が上昇し続けるとは限らないといった注意点もあることを考慮して、運用することが重要となってきます。
そのため、資産の全てをステーキングするのではなく、まずは少額から始めてみて、いくつかの仮想通貨と合わせて資産分散するといいでしょう。
今回の記事を参考にぜひ、ステーキングを活用して資産運用をしてみてください。
- ステーキングとは?
仮想通貨を持っているだけで報酬を得るために適用される - ステーキングのメリット 4選
① 申し込みや契約が不要
②初心者でも始めやすい
③ 報酬の利率が高い
④ 数量や保有期間の制限がない - ステーキングのデメリット 3選
① 対象となる仮想通貨が限られている
② ステーキング中は暗号資産で売買や送金ができない
③ 暗号資産の価格が下落する可能性がある - ステーキングのおすすめ銘柄 5選
1位 イーサリアム(Ethereum, ETH)
2位 カルダノ(Cardano, ADA)
3位 ポルカドット(Polkadot, DOT)
4位 ソラナ(Solana, SOL)
5位 テゾス(Tezos, XTZ) - ステーキングにおすすめ取引所 3選
1位 SBI VCトレード
2位 コインチェック(Coincheck)
3位 ビットバンク(bitbank)
コメント